テレワークとは
テレワークは、情報機器端末を用いることで、自宅や個人オフィスなど自由な場所で作業することを言います。
通勤の必要が無いため居住地がウイークポイントにならないほか、子育てや家族の介護のため自宅を離れることができない人たちも、ある程度労働力として計算できるなど多くのメリットがあります。
地方の活性化にも繋がるため、政府はテレワーカーの増加を奨励するとともに、厚生労働省によってテレワーク普及促進関連事業も展開されています。
テレワークの種類
テレワークには、企業に属し自由な勤務場所で作業するものと、企業と雇用関係を結ばずにフリーランスとして仕事を請け負う2つの種類があります。
このため、企業の一員として働くという従来の勤務を否定するものではなく、勤務場所と勤務時間をより柔軟にすることにポイントが置かれています。
但し、計画性や必然性の無いテレワークの導入は、成果を上げることが難しく、導入検討時に現状把握や試行的な導入が必要となります。
厚生労働省では、テレワークの導入を考えている企業に対し、コンサルティングを実施しています。
導入の際には目的を明確にし、どのような効果を期待できるか、導入後にどのような効果があったかを視覚化できるよう準備を整えます。
テレワークを導入する前に決めておきたいこと
また、漠然としたテレワークではなく、在宅に限定した勤務なのか、個人オフィスなど自宅以外も認めるかなど、形態についても取り決める必要があります。
取り決めの際には、マネジメント側だけで決定するのではなく、実際にテレワークを希望しているワーカーや、既に経験済みのワーカーの意見も取り入れることが大切です。
同時に、社内の就業規則や実態、導入に関する環境の整備状況などについて現状を把握し、課題や改善点の洗い出しを行うとともに、必要であれば就業規則の変更にも取り掛かります。
また、導入に関する準備が整ったとしても、全社一斉にスタートするのではなく、導入前に一部プロジェクトに限定した試験運用を行い、問題点や改善点をフィードバックしたうえで開始するのが一般的です。