クロールとインデックス
SEOの要である検索順位と結果を左右しているのは検索エンジンなので、攻略するためにはシステムの概要について理解を深めます。
膨大な物事が存在し、複雑に絡み合って構成されているので全てを覚えるのは現実的とは言えないことから、クロールとインデックスの2つは最低限覚えてください。
クロールとは
世界最大手の検索エンジンが導入し活用しているソフトウェアの名称がウェブクローラーというのですが、世界中のサーバーに点在しているウェブサイトの概要を収集することをクロールと呼んでいます。
言うなれば現代人がパソコンのブラウザやスマートフォンのアプリなどからアクセスする検索エンジンはボスという事になり、クローラーという手下がクロールという行動を行いボスの元に集めてきた情報を差し出すという具合です。
こうしたクロールが実行できるのは、世界に広がっているウェブの世界というのは一つ一つが独自に自立しているように見えるものの、実は蜘蛛の巣のように繋がり合っているためです。
そうした蜘蛛の巣のように繋がり合っているからこそ、サーバー同士が接続されていなくてもクロールすることができ、サイト情報を集められるというわけです。
SEO対策としてのクロール
このような働きを知ると大変優秀なシステムだと感じるのですが、実際はまだまだ発展途上の分野なので一度来てくれただけでは全体像の様子を持ち帰ってもらえないという実情があります。
つまり、一度では一部しか集めてくれないのでクロールによって正しく全体を知ってもらうには、複数回にわたって集めに来てもらわなければなりません。
目安と考えられているのは、1日あたり60回から80回ほどクロールしてもらえる様子がコンスタントに続けば、SEOを意識した対策が感じられる事です。
こういった事からわかりますが、クロールにはリンクが必要不可欠なので、リンクが無ければいつまでも来てもらえないため、抜かりなく対策しているのにSEOの結果が出ない時は時間を置いて様子をみるか、無効なリンクが存在しないか確かめてください。