被リンク数が重要である
SEO対策では、被リンク数が重要と言われてきました。
外部のサイトからリンクされている数が多いサイトほど、有益な情報を提供するサイトだと検索エンジンに評価され、検索順位で上位に表示されると言われてきたのです。
実際にSEO対策をしている業者のなかには、被リンク数を大幅に増やす、良質な被リンクを増やすなど、大きく宣伝しているところもあります。
こうした宣伝文句を見ると、被リンクが重要だと思うのは当然です。
実際のところは…?
個人でホームページやブログを制作したら、被リンクを増やすため相互リンクを申し込んだり、様々なサイトに登録するでしょう。
しかし、現在は被リンク数はあくまでも評価の一つでしかなく、それだけで検索順位が決まるわけではありません。
被リンクが少ないサイトでも、検索エンジンの上位に表示されています。
そもそも被リンク数が多くても、お互いのページの内容がマッチしていないと、意味のないリンクと判定されます。
同じテーマのサイトからの被リンクなら効果もありますが、全く一致していない、似てもいないサイトからのリンクは評価の対象になりません。
むしろ被リンクの数が多すぎると、ペナルティを受けたりSEO対策の効果が弱まることもあると言われています。
被リンクの他に、キーワードの出現数やページ数、テキストの文字数なども、同じようにそれだけで決まりません。
検索エンジンの順位は、単純なルールで決められているわけではなく、様々な要素が複雑に絡み合い決められているので、被リンク数だけ増やしても意味はないのです。
本質を見誤らないように
SEOで大切なことは、被リンク数を増やすことではなく、訪問者に有益な情報を提供することです。
同一や類似したテーマを持つサイトとの被リンクなら、訪問者の役に立つので評価の対象になりますし、コンテンツの内容が良質なことも重要になります。
アクセス数のアップにはSEO対策も重要ですが、有益な情報を提供するという本質を見誤らないようにしなければいけません。