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モール型とショッピング型
インターネット上で商品を販売するECサイトを開店するには、モール型かショッピングカート型の2つをまずは比較しなければいけません。
モール型
モール型とは、インターネット上にすでにあるショッピングモールに出店する方式です。
初期費用や維持費は高くなるものの、運営企業からサポートを受けながら出店できるので難易度は低いです。
また集客力も非常に高いので、初めてインターネット上に出店するなら向いていると言えるでしょう。
しかしショッピングモールには同業者が数多く出店しているので、集客力が高くても売上に繋げるためには、激しい競争を勝ち抜かなければいけません。
オリジナルの商品なら競争は激しくありませんが、他の店舗でも取り扱っている商品を販売する場合は、価格を下げたりしなければ生き残れません。
手軽に始めたいなら向いていますが、本格的に取り組むならデメリットが大きくなります。
ショッピングカート型
ショッピングカート型とは、インターネット上に独自のECサイトを立ち上げる方法です。
サポートは受けられないので全て自分でやる必要はありますが、初期費用や維持費は抑えられます。
また利用した顧客はそのサイトで購入したという意識が残るので、リピーターも増やしやすいです。
開業当初は集客力で劣りますが、価格競争も起きにくいので地道に続けていれば利益率は高くなります。
そのため長期的な視野を入れてインターネット上に出店する企業や店舗から、モール型より選ばれています。
販売ルートの一つとして長く運営していくつもりなら、始めからショッピングカート型を選ぶのが良いでしょう。
サービスの違い
しかし一口にショッピングカート型と言っても、それぞれのサービスで様々な違いがあります。
有料と無料の大きな違いは、料金です。
無料のサービスだと初期費用や月額費用は0円になりますが、サービスや機能的には満足できるものではありません。
反対に有料のサービスだと初期費用や月額費用の負担は発生しますが、様々な機能やサービス内容には満足できます。
データの使用できる容量の違い
具体的に有料と無料を比較してみると、まず一番の違いは使用できる容量です。
無料だと50MBや100MBが一般的ですが、有料のサービスだと1GB以上の容量を確保できます。
容量は大きければ大きいほど、サイト内で使用する画像を増やすことができます。
単純に画像の数を増やせるだけでなく、画質を上げて細部まで商品の情報を伝えることも可能です。
少なすぎると販売したい商品が増えたときに困り、使いたい画像を使えないケースも出てくるでしょう。
自由度を高めるためにも、容量は重要なポイントになります。
ドメインへの対応の違い
独自ドメインへの対応もそれぞれで異なり、無料サービスの中には設定できないものもあります。
店舗名などを独自ドメインとして設定できない場合は、他のサイトと共用のドメインを使わなければいけません。
共用しているとSEO対策で不利になり、また他のサイトがルール違反をしてペナルティを受けた場合、自らの店舗も巻き添えをくらい検索エンジンで表示されなくなる可能性があります。
検索エンジンで表示されなくなったしまうと、アクセス数は激減し売上も大きく低下してしまうでしょう。
有料サービスを選び独自ドメインを設定しておけば、SEOで有利になりより多くの顧客を検索エンジンから獲得することが可能です。
またペナルティを受けてしまう心配も、自分たちが犯さなければ気にする必要はありません。
さらに店舗名を独自ドメインにしておけば、顧客に覚えてもらいやすくなります。
特にリアルの店舗を持ちチラシなどでURLの宣伝をするときも、店舗名をそのまま使っていれば訪れてくれ顧客は増えるでしょう。
デザインテンプレート・集客機能・スマートフォンへの対応などの違い
その他にも有料と無料では、デザインテンプレート・集客機能・スマートフォンへの対応などに違いがあります。
多くの違いが存在しているので、ECサイトを立ち上げるときにはしっかりと比較するようにしましょう。
基本的にショッピングカートを選ぶときのポイントとしては、立ち上げたECサイトの使い方や目的で選ぶことです。
例えばハンドメイドの手芸品など、個人が趣味として品物を販売するだけなら無料でも全く問題ありません。
目的がお小遣い稼ぎ程度なら十分な機能が揃っていますし、何より費用がかからないのはメリットです。
逆に企業や店舗が本格的にECサイトを運営するつもりで立ち上げるなら、無料ではやがて行き詰まります。
始めは問題なくても集客に関わる独自ドメインへの対応、容量などがいずれネックになるでしょう。
有料版で必要となる初期費用や月額費用は、毎月の売上をしっかりと確保していればすぐに回収できる金額です。
デメリットよりメリットとなる部分の方が大きいので、本格的なECサイトをインターネット上に構築し売上を期待するなら、ショッピングカートは最初から有料を選ぶのがベストです。
様々なポイントを比較しながら、使い方や開業する目的を考慮しつつ最適なサービスを選びましょう。
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