従来の働き方を見直す
これまでは毎日オフィスまで通勤して業務に従事する働き方が一般的でしたが、近頃はテレワークと呼ばれる在宅ワークが人気を博しています。
インターネット網などの情報通信の技術が飛躍的に発達し、安定性と高速化が高まったことによる恩恵であり、自宅で過ごしたまま普段オフィスで行っている業務に手を付けることが可能です。
通勤の体力を仕事へ
打ち合わせや質問したいことはカメラとマイクがあればいつでも顔を見てお話することが可能になります。
また、近年のコンピュータには既にカメラとマイク、専用ソフトがプリインされているので後から何も用意せずにダイレクトに打ち合わせが実行できます。
こうした新しい働き方は、初めの頃はフリーランスのノワドワーカーに見られる特徴的なものでした。
しかし、効率性の高さと精神的な面から少しずつ会社員達も工夫して取り入れるようになり始め、今では国が大々的にテレワークを推進し環境整備に着手しているほどです。
国が本腰を入れるのは、都市部で長年問題になり続けている通勤ラッシュや通勤時間の長さを解消させることによって結果的に経済成長率が高められるという試算によるものです。
たどり着くまでに消耗してしまう体力をお仕事に費やすことができれば尚更良いものが生み出され、企業が活性化し国が成長していくためです。
少子化と高齢化の解決
そして、テレワークは日本が抱えている社会問題を解決させる際の取り組みとしては相性が良く、特に少子化と高齢化による介護問題の両面を一度にクリアにできる画期的な仕組みです。
優秀な人材が高いスキルを持っていても、勤務時間の自由度が低いことが要因となり現場を去って家庭に入るのは勿体無いことです。
そこで、テレワークを用いると子育てをしつつ退職せずにこれまでのような業務が続けられるので、双方にとってメリットがあります。
同じように両親の介護という課題についてもノワドワーカーなら問題点にはならず、常に親の近くで過ごしながらパソコンで仕事し、必要に応じてしっかりとした手助けが行えます。