ネットショップ個人開設の道筋について

まずは、サーバーを用意しましょう

自営業を営む際、amazonヤフオクへの出品だけでは不十分に感じ、顧客との直接取引や会員制度、あるいはメルマガの配信といった形での広告を打ちたいとき、必要となってくるのがネットショップです。

個人でネットショップを持っていれば在庫数の管理や新規入荷製品の管理、宣伝が簡単に行え、また会計処理を参照しやすいことから開設のメリットは大きいと言えます。

その際にまず必要になるのはレンタルサーバーです。

ネットショップ個人開設の道筋について

ホームページを所持する都合上サーバーを保有する必要が出てきますが、独自のサーバーを用意するのは相当大規模になってからでもよいとされています。

その理由としてコストがかなりかかってしまうことや、自分でサーバーそのもの(ホームページとはまた違ったもの)を管理しなければならないため、モノを販売するという側面に特化するのであれば共用サーバーと呼ばれる小規模なサーバーで十分とされています。

無論、小規模サーバーはサーバー運営会社が利益を出したいがために画面上に広告が表示される、あるいは比較的高頻度にメンテナンスが行われるなどのデメリットもあるのですが、その分利用料はかなり安くなっており、~数百万円の規模のネットショップであれば十分なスペックを有していると言えます。

知識を身に着けましょう!

また、ホームページの運用に関しても初歩的な知識が必要とされます。

○○言語というような本格的なプログラミングを必要とすることは基本的にありませんが、書きたいことを書きたいところに、また、商品画像を必要なところに埋め込むためにはこの知識が必要となってきます。

ネットショップ個人開設の道筋について

ブログ作成経験者であれば問題ありませんが、そうでないのならば架空店舗開設にあたって最低限のフォーマットがいくつか存在しているため、そうしたものを使用し、それで不満が出てくるということであれば有料のフォーマットやプログラミングを行うことも視野に入れるべきです。

しかしながら、開設時にそこまでのコストを費やすことは採算可能性の見通しを立てる上で悪手であると言わざるを得ないため、その場その場で必要なパフォーマンスを追求することが望ましい、と一般に言われています。

支払い方法と配送方法について

支払い方法

次に、ネットショップ開設の際に気にしておかなければならないことは実店舗型との差異、すなわち支払い配送についてです。

支払いに関しては現在大きく三種類に分けられており

・前払い(銀行振り込み後の発送)

・同時決済(デビットカード、クレジットカード等)

・後払い(主に代引き等)

と分けられており、信頼の浅い設立したてのショップであれば同時決済以外は敬遠されがちな事もあるほか、後払いを選択して結果的に支払い能力がない、といったトラブルが考えられるため、クレジットカード等の決済機構を備えておくことが安心して初めての消費者が買い物できる第一歩と言えるのではないでしょうか。

それに加えて考えなければならないのが配送方法についてです。

配送方法

大手通販サイトだと大抵配送方法はテンプレート式に決められていますが、人手がないのであれば個人経営の場合それもすべて独自でやらなければなりません。

配送方法については普通の郵便と同じくサイズや重さ、発送元から客先への距離を元に一定のテンプレートをつければよいのですが、配送料に関してはかなりショップの売れ行きに影響を与えると言われています。

ネットショップ個人開設の道筋について

大手通販サイトでも散見されるように、総合的に見ても高価な商品が配送料無料というだけで売れ行きが上がることもあれば、配送料無料を逆手にとって大量注文をバラバラに行い、結果として発送元の負担が膨れ上がるというケースもあります。

これらを踏まえて、配送料の扱いは広告よりもなお効果的な宣伝である、という側面を理解しておくといいでしょう。

品目と手続き

他に考えておくべきことは品目手続きです。

個人事業主として継続的に利益を上げようと考える場合、自営業開業届を税務署に提出する必要があります。

面倒な手続きはとくになく、またいわゆる「青色申告」を行うことで法の範囲内で節税ができることから、自営業届けを提出する意義は十分にあります。

加えて扱い品目が中古品を中心とする場合、古物商開業届を地元の警察署に提出する必要があり、これには20000円弱かかります。

ネットショップ個人開設の道筋について

中古品を取り扱う大手ショッピングサイトが拡大している影響か、中古ではあるものの専門分野の品を扱うショップも増加しているため、自分の扱う品の出所は確かか、ということの確認の意味も込めて一度見直してみましょう。

最後になりましたが、ネットショップは実店舗に比べて気楽に購入できる反面十分な知識を文面で伝える必要があることから、雑貨系のショップではなく自分の含蓄の深い分野に手を出すと成功しやすい、とされています。

昔からあったように古書店が正しく古書の価値を評価(目利き)した上でその価値を分かりやすく説明することで分野外の人間にも購入しやすくなる、というようなことです。

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